機器冗長
概要
同一拠点№、かつ同一機種でご契約のマネージドルータ2台で、機器冗長の設定を行うことができます。
適用するVLANの指定、仮想IPアドレス、グループ番号、アクティブルータの指定、切換えトリガーの指定、MACアドレスの選択が可能です。
適用するVLANの指定、仮想IPアドレス、グループ番号、アクティブルータの指定、切換えトリガーの指定、MACアドレスの選択が可能です。
- 注意
-
- 機器冗長設定はアクティブルータ、スタンバイルータ両方で設定をする必要があります。
- アクティブ、スタンバイの指定は、アウトバウンド通信にのみ適用されます。
- VPNのインバウンド通信は、機器冗長構成2台のルータのWANに設定したプライオリティ値の小さい方を優先します。
プライオリティに関する設定は『WAN設定』を参照ください。
概念図
画面の説明
現在設定しているVLAN
機器冗長設定をしたいVLANを選択します。
VLANごとに機器冗長設定を行うことが可能です。
VLANごとに機器冗長設定を行うことが可能です。
HSRP設定
冗長動作を有効にする場合は「有効にする」を選択してください。
仮想IPv4アドレス
機器冗長用のLAN側仮想IPアドレスを1つ割り当てる必要があります。
アクティブルータが正常な状態では、このIP宛てのパケットをアクティブルータが処理し、アクティブルータに異常が発生した場合にスタンバイルータでこのIP宛てのパケット処理することにより機器冗長動作を行います。
アクティブルータが正常な状態では、このIP宛てのパケットをアクティブルータが処理し、アクティブルータに異常が発生した場合にスタンバイルータでこのIP宛てのパケット処理することにより機器冗長動作を行います。
仮想IPv4グループ番号
HSRPのグループ番号を設定します。
グループ番号は0~4095の範囲です。
接続するLAN側ネットワークでHSRP機器が他にある場合、重複しないグループ番号を設定します。
グループ番号は0~4095の範囲です。
接続するLAN側ネットワークでHSRP機器が他にある場合、重複しないグループ番号を設定します。
アクティブルータ
設定をしているマネージドルータをアクティブルータとするかスタンバイルータとするかを選択します。
機器冗長切換時動作
アクティブルータをスタンバイルータに切り換える際のトリガーを「WAN1ダウン時に切り換え」、「WAN2ダウン時に切り換え」、
「WAN1とWAN2ダウン時に切り換え」から選択します。
アクティブルータのみの表示となります。
「WAN1とWAN2ダウン時に切り換え」から選択します。
アクティブルータのみの表示となります。
MACアドレス設定
仮想IPv4アドレスに割り当てる仮想MACアドレスをルータの物理MACアドレスに変更することができます。
操作説明
機器冗長の設定例(社内ネットワークをIPv4で構成している場合)
以下条件で機器冗長設定を行う
- ネットワーク構成は以下の構成図。
- 社内ネットワークは 192.168.1.0/24 で構成。そのネットワークの機器のデフォルトゲートウェイは 192.168.1.1。
- アクティブルータのVLAN1のIPは 192.168.1.2、スタンバイルータのVLAN1のIPは 192.168.1.3 に設定。
- 仮想IPは 192.168.1.1、グループ番号は 1 に設定する。
- スタンバイルータに切り換える際のトリガーはアクティブルータのWAN1回線がダウン。
- アウトバウンド、インバウンド通信共にアクティブルータを優先とする。
- アクティブルータ、スタンバイルータ共にWAN1回線はIPv4/IPv6デュアル回線。
<設定手順:アクティブルータ側>
- 「現在設定しているVLAN」で「VLAN1」を選択します。
- 「HSRP設定」で「有効にする」を選択します。
- 「仮想IPv4アドレス 」に「192.168.1.1」を入力します。
- 「仮想IPv4グループ番号」に「1」を入力します。
- 「アクティブルータ」で「アクティブルータとする」を選択します。
- 「機器冗長切替時動作」で「WAN1ダウン時に切り換え」を選択します。
- 「MACアドレス設定」は「仮想MACアドレス(推奨)」のままとします。
- 「設定」ボタンをクリックし設定を確定します。
- ※WAN設定に移動し、プライオリティの値をスタンバイルータより小さい値とします。 アクティブルータWAN1プライオリティが、IPv6: 1、IPv4: 3 (WAN1優先、IPv6優先デフォルト値)とした場合、
- プライオリティに関する設定は『WAN設定』を参照ください。
スタンバイルータWAN1プライオリティは、IPv6: 5、IPv4: 7 (個別に設定を行うにチェック)と設定します。
- 「現在設定しているVLAN」で「VLAN1」を選択します。
- 「HSRP設定」で「有効にする」を選択します。
- 「仮想IPv4アドレス 」に「192.168.1.1」を入力します。
- 「仮想IPv4グループ番号」に「1」を入力します。
- 「アクティブルータ」で「スタンバイルータとする」を選択します。
- 「MACアドレス設定」は「仮想MACアドレス(推奨)」のままとします。
- 「設定」ボタンをクリックし設定を確定します。
- ※WAN設定に移動し、プライオリティの値をアクティブルータより大きい値とします。 アクティブルータWAN1プライオリティが、IPv6: 1、IPv4: 3 (WAN1優先、IPv6優先デフォルト値)とした場合、
- プライオリティに関する設定は『WAN設定』を参照ください。
スタンバイルータWAN1プライオリティは、IPv6: 5、IPv4: 7 (個別に設定を行うにチェック)と設定します。